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Back To The Street ふろむ診療所

値下げですか?

8月が始まっちゃいました。

円安やらの影響もあって食料自給率が病的に貧弱な、中国に金玉掴まれてるような我がニッポンの様々な食材がドンドン値上がりしています。おまけに消費税とやらも・・・

透析患者さんに提供する食事は数年前?まで保険がきいてて、患者も医療機関も不満はなかったのですが、医療費削減と公平感を求める声を反映して改定後は有料となっておりました。

結果、院内での調理をやめて外注したり、お弁当を注文代行したりするところも出てきましたし、過当競争のあおりで無料を継続しているところもありますし、「安かろう悪かろう」を実践しているところもあります。

かく云う当院の場合は、何度か自前の調理師を止めて外注スタッフに全てを任せるスタイルをとろうかと原価計算などをしてみましたが、どうしても治療食の外注化は中国製食材の問題もありますし、調理スタッフの品格の問題もありますので、採算度外視して、良きスッタフによる良き食材を用いた良き食器での温かで美味しく美しい食事を16年間提供してきました。

その間、チーフ調理師は今が3代目ですが、厳しい監視の目で安心・安全の食事提供を盆正月を含め続けてもらってきました。食器も全部、ハイクオリティーな有田焼ばっかりですから、こと食事に関しては地域一番を自負しております。

ただ、最近の地域経済の疲弊は東京官僚にはわからんでしょうが、非常に厳しいものがありまして、消費税増税が追い打ちをかけたので元々経済的に裕福ではない弱者が多い透析患者にとっては、月に13回食べる食事代が負担になりだしていたようです。

薄々患者さんの負担増に伴う経済的疲弊を感じていましたので、この8月から思い切って食事代を25%ほど値下げすることにして患者さんに先日その案内文を下り説明しました・・・

患者さんの多くは食材費高騰に伴う「値上げ」と思ったらしく、「えっ? 値上げじゃなくって値下げですか?」とスタッフに何度も確認されたそうで、嬉しそうに「先生にありがとうと伝えてください」と言われたと聞きました。

医療費の「値引き」は法律で不可能ですが、食事代の「値下げ」は可能ですので、せめて我々が出来るささやかな患者さんへの配慮として8月より値下げ断行しました・・・

当然ながら非常に痛いので、職員達の昇給幅が予定より大幅に小さくなったということを職員たちはまだ知りません。もし気がついたスタッフがいたら、院長の給与を減らせ・・・とストライキが始まっちゃうかもしれません・・・ 怖いです