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Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

VISITORS の 頃

日曜日にNHK-BSで放送された【名盤ドキュメント】を観て30年ぶりに当時の衝撃が蘇ってきた・・・ 1984年に佐野元春4枚目のアルバム【VISITORS】誕生秘話というか、録音秘話を扱ったNHKらしい非常に内容の濃いドキュメンタリー番組だった。

1980年春にデビューした佐野さんとの出会いは1981年春に始まったNHK-FMでのDJラジオ番組だったが、決定的になった1982年春のコンサート以来虜になり今も続いていて、来月から再来月にかけて大阪を皮切りに福岡まで5都市でのコンサートに参加予定だ。

その佐野さんが1983年5月にNYへ単身飛び出してしまった時のことは今も忘れない。律儀な彼がDJ番組を毎週NYから届けてくれるため不安感など無縁の1年を過ごしたが、時折新しいアルバム制作が佳境に入りだすと気心の知れた数名の音楽家たちにDJのピンチヒッターを依頼していた。

そしてちょうど1年後の1984年5月に発表されたVISITORSは、それまでの3枚のアルバムに収められたサウンドでトコトン染められていた僕にはまさしく衝撃だった。

 

でも、その驚きもたちまち興奮に変わり、それまで以上にコンサート会場に足しげく通うようになっていった。サウンドだけでなく、衣装もヘアスタイルも全てが一気に変わってしまったが、後ろ髪を伸ばしたヘアスタイルを医師国家試験が終わるまで真似して学生生活を送っていた。国試の2か月前にはコンサートに3夜連続参加など、「一生ついていきます」と内心で宣言したのもこの頃だったと思う。

 

なんと年賀状の写真にVISITORSの写真まで載せてたほどの衝撃を受けた学生時代だった。佐野元春の他は全てが馬術とヨットで明け暮れていた。もちろん勉強は頑張った。好きだった片思いの女性に振られてヨカッタと今では思う。

TV番組の中で当時の佐野さんの肉声が何度も流れた。その声質がテープレコーダーに吹き込まれた自分の声」にどこか似てて驚いた。そしてその話し方は僕が必死に真似していたママの口調で非常に懐かしい。

彼は天才だと思う・・・

30数年前に「この人に一生ついていこう」と決めた頃は決して佐野元春というアーチスト・詩人の多くを知っていたわけではないが、TV番組を通して制作秘話を聞かせてもらうと、「やっぱり佐野さんには一生ついていこう」と思った。でも、30年以上も追い続けても近づけないどころか遥か先を切り開きながら進む佐野さんにはどんだけ敬意を表しても間に合いそうもない。

読んでくれてどうもありがとう