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輪行ひとり旅

20歳の頃、僕は北海道や四国や紀伊半島などを輪行しながら自転車で走って楽しんでした。当時は夜行列車に揺られながら見知らぬ土地を訪ね、2週間ほどの自転車ひとり旅を楽しんでいた。

特に好きだったのは岬巡りのルート・・・曲がった先の新しい風景を海の音を聞きながら潮風を肌に心地良く受けながら黙々と走ることが何よりも好きだった。

最近は土曜の昼過ぎから日曜日一杯が僕に与えられた比較的自由な時間で、車に自転車積んで行ける範囲で走って楽しんでいたが、若いサイクリング仲間が輪行をして愉しくやってるのを知って再び僕も33年振りの輪行をやってみた。

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今の自転車(今ではみんなバイクと呼ぶが・・)は軽くて7kg程・・・、鉄製(クロモリ製)の僕の古いロードレーサー(ロードバイクと呼ぶらしい)は12kg程だったので実に輪行が楽になった。輪行袋自体も軽くなってるし、帰ってくるなりまた次の輪行旅を考えているほどだ(笑)

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とりあえず、瀬戸内海方面と前夜に決めてはいたが、「しまなみ海道」にするか「かきしま海道」にするか、「ゆめしま海道」にするか、それとも松山に渡ってから「はまかぜ&しまなみ」で走るか、列車にのる直前まで決められなかった。当然ながら宿泊先は決まらず、新幹線に乗ったあとでネット予約したほどだ(笑)

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まあ江田島~呉を巡る「かきしま海道」も時期的に魅かれたが、走る距離が物足りなさそうで、結局のところ2度目になるものの尾道泊でスタートすることとした。暗くなって新尾道駅に到着し自転車を組み立て、輪行袋や工具類など余分なものを駅のロッカーにしまって尾道駅方面に走る。前回はバスだったが、勝手知ったる尾道・・・って感じで夜道を駆け抜けた。

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いい雰囲気の街だと思う、尾道は・・・ でも、ひとり旅は少し淋しい。とりあえず街を眺めながらそぞろ歩きして、尾道ラーメン喰って、狭い海峡に面する店で牡蠣を食べながら酒飲んで明日のルートを考えてみた・・・といっても、翌日はルート変更しまくったのだが。

しまなみ海道」のメインルートは、尾道から因島向島生口島大三島伯方島>大島>今治の片道70kmを往復する140kmコースで、比較的走りやすい・・・言い換えれば初心者向けの推奨コースなので同じ140km走るにしても今回は趣向を変えたかった。

ということで、まずは朝6時20分発の旅客船に自転車ごと乗って生口島瀬戸田港へと渡った。外はまだ暗く寒くもあったので船旅を楽しむという訳ではなかったが、昼間が短い季節ゆえに時間の節約だった。

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今回は最短メインルートを出来るだけ避けて、外周ルートを巡ってみた。大三島伯方島、大島の外周ルートも一応はブルーラインが引かれサイクリストも少なくないはずだが、時期的に今回はあまり遭遇はしなかった。どの島も、どの湾もどの港も、どのミカン畑もレモン畑も感じが良くて楽しい海岸沿いの道だった。

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特に大島の東海岸は崖上を走る区間が多く、適度なアップダウンもあり素敵な道だと思う。しまなみ海道が2度目3度目のサイクリストにはお薦めの外周ルートだ。そこにあった「食堂 みつばち」は凄く雰囲気の良いお店、癒され帰りたくない程だ。若い夫婦が元別荘を改修して5年前から始められた様子。ただ、携帯電波が届かないのでその点だけが玉にキズだ。それも秘境感があって良いのだが・・・

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そんな訳で久しぶりの輪行ひとり旅はとても愉しい旅となった。結局140kmの気ままな自転車旅が自由にデザイン出来た喜びを感じている。鉄道が通じていればどこまでもいける輪行の旅にまたハマりそうだ。ただ、自由な時間が少ないので昔のようなことは出来ないのであるが・・・

ああ、自由な時間が欲しい