Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

自分だけじゃないケド・・・

昨夜はある勉強会に出かけて同じような開業をしている後輩と久しぶりに話をした。僕のほうが3年ほど早く開業していたので見学に当院を訪れていた彼は立地条件にも恵まれたのだろう、凄く繁盛していて経済的な不安などみじんも感じられなかった。

僕の所の透析患者数の2倍も抱えているようだし、外来患者数は同じくらいで毎日3人体制の医師数と3倍近いスタッフで運営しているらしい。忙しさでは僕の方が介護まで一人っきりで切り盛りしているので2倍くらい負担がかかっているかとは思うのだが、利益に関しては僕の2倍は得ているのではないか、スケールメリットが計算できる業態でもあるから。

だだ、彼も15年間ほぼ無欠勤らしいことを言っていた。僕も役所の必須の仕事で休まざるをえなかったことが19年間に8回ほどあったのを含め10回とは日曜日以外では休んでいないのだが、3人体制をとるととかく気が緩んで人任せにして休みたくなるのだろうが、そこはエライなとおもう。ただ、一度海外旅行の写真が数年前に送られてきたことが有ったので眉唾かもしれない。僕の様に15年間もパスポート無しとは違うのだろうし。

それにしても透析医って大変だと思う。患者より大変、「休み」という意味においては。

今僕の頭の中では「どうやったらもしもの際に代理医師を急に探して雇って乗り越えることが出来るのだろうか?」ということで混乱している。なかなか都合よく信頼できる医師が見つかるとは思えないし、困った深刻な悩みなんだが、なかなか同業者でないと「開業医が急に診察できないピンチ」に対して抱く危機感は理解してもらえないかもしれない。

ただ、家族の「不幸」や「不慮の事故」などを含めそうした突然の危機は必ず遭遇するものであろうし、それがいつになるのかわからないながらも対応策は講じておく必要があろう。

しかし、開業医は命を預かる究極のサービス業でもあるので「代理」に任せる余裕が精神的に持てないのもまた確か。くだんの彼はクールに割り切って複数の医師が交代で外来診療をしているようだが、どうも「この先生に見てもらいたくてここへ来た」という患者が実はあまり多くないと彼はいうのだが、これも素直に受け入れることが僕には出来ない。

まあ、その辺が僕がいつまでたっても貧乏性で飛躍できない理由のようだと思いはしても、性格はなかなか変えられないようで・・・、でもやはり厄介な診療科を選んじゃったなと思う。自分だけじゃないケド・・・・