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【受難】 帚木蓬生

ああもう、ホントに忙しいのに~~~ 

と言いながら、僕の神様のお一人である帚木蓬生先生の最新刊を注文し、金土日で読み終えた。その間、色々と自転車とか、日帰り旅とか・・・忙しかったのに(笑)

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さて、この【受難】、どうも2006年の【受命】の続編みたいな感じ。で、【受命】は1998年の【受精】の続編だと思うので、帚木先生は18年に及ぶ壮大な物語を描いているのだろう。その間に現れたiPS細胞の科学技術などの進歩を実名で登場させている。先生の【エンブリオ】なども含め、様々な最先端の科学技術の応用が現実よりも少しだけ先を進んでいるのがいつも心憎いのであるが、今回もまた実に素晴らしい着想だと思う。

おまけに「韓国で現実に起こったばかりの海難フェリー事故の悲劇と、その後のオーナーの変死体発見と不可解な韓国政府やマスコミの行動」に関して、産経新聞ソウル支局長の訴訟問題の直後ゆえに「糞ヤバいじゃん???」と感じさせてくれるスリルが絶妙の味を醸し出している。

しかし、【受命】で北朝鮮金正日暗殺を描いて秘密警察に殺される危険を冒すほど大胆な帚木先生の「韓国への怒り」は折り紙付きなのでまあ納得(笑)

 

でも、凄いよね・・・ 帚木先生の頭の中・・・僕みたいな凡人には100年かかっても書けないような素晴らしい作品の数々、これ翻訳して世界中で売り出したらたちまち世界中のベストセラーになるんじゃないかと思うけど、森山先生にはその辺の欲はあまり無いんでしょうね。

でも、帯につけられた最後の言葉が気になる・・・「書き残したものは何もない」

まさか、最期の作品ってことは無いですよね???

是非、小保方晴子と若山教授のSTAP細胞の闇を描いてくれませんか?????